(0614)ネット上で高評価を得たアドベンチャーにありがちな状況[30)どうでもいい話]
(2010-06-14 14:41:09) by otake
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アドベンチャーゲームと言うジャンルをご存じですか?
コンピュータゲームが登場した頃から発売されている非常に歴史のあるゲームジャンルです。
アドベンチャーゲームの出始めと言えば、文字しか表示されず、写真やイラストなどが全くないテキストアドベンチャーでした。
もちろん、パソコンの性能的な問題もありましたが、それでも本を読むのとは違う感覚で物語を読み進められるという事で評判になりました。
家庭用ゲーム機、ファミコンではドラゴンクエストの堀井氏が製作した「ポートピア連続殺人事件」が話題になりました。
同時に3D迷路を脱出できないというユーザが多発したとかー
その後もファミコンでは「ミシシッピー殺人事件」や「北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ」、「探偵神宮寺三郎 横浜港連続殺人事件」などが発売されました。
主に「聞き込み」や「調べる」などのコマンドを使って、事件を捜査していくという推理アドベンチャーが多く登場しました。
歴史自体は古いのですが、最近ではヒットするようなアドベンチャーゲームが少なくなっています。
1989年頃にちょっとしたアドベンチャーゲームブームのような物もありましたが、長くは続きませんでした。
特に日本ではアドベンチャーゲームというよりもRPGが主流になり、アドベンチャーゲームは主流から外れてしまったように思います。
ジャンルごとの明確な線引きは難しいのですが、アドベンチャーゲームもRPGも物語を進めていくという進行自体は同じです。
ただ、戦闘などのキャラクターの成長要素を加えたRPGの方がプレイ時間も長く、どうせ同じ金額でゲームを買うならアドベンチャーよりもRPGでしょ?という印象があるのかもしれません。
■ ネット上で高評価を得たアドベンチャーにありがちな状況 ■
アドベンチャーゲーム研究処さんより
そんな状況でも面白いアドベンチャーゲームというのは発売されています。
ただ、実売を見てみますと、それほどネット上の評価=売上増とは言い切れない状況です。
不遇な存在のアドベンチャーゲームにありがちな状況をご紹介されています。
1.評判のわりに売れてない。
もうこれは本当に思います。
とても面白いと評判の「(Wii/PS3/PSP)428 封鎖された渋谷で」も販売数としてはちょっと物足りないぐらいです。
また、個人的にも寝る時間を忘れて熱中してしまった「(XBOX360)シュタインズゲート」もネット上での異様な盛り上がりとは裏腹に■ 現在6万本ぐらいの販売数(HWBさんより) ■です。
・・・いえ、6万本って言ったらかなり凄いのは間違いないです。
ただ、あの盛り上がりの感じからすると100万本ぐらい売れていそうな雰囲気でした(言い過ぎ)
2.シリーズ最高傑作の次にシリーズ最低作が出てくる。
これも非常に多く存在します。
ある意味、傑作と言われたシリーズの次を期待して買った方が「二度と買わない!」って事で、アドベンチャーゲームの人気も下がってきたのではないでしょうか?
また、アドベンチャーゲームってしっかり遊んでから評価を下せるゲームジャンルです。
発売前のテストプレイ程度ではゲームの内容なんて分かりません。
前作の実績を元にゲームショップは発注しますので、評判が悪いといきなりワゴンセール行き・・・となってしまいます(涙)
投げ売りの場面をよく見ると、「やっぱりアドベンチャーゲームは発売日に買っちゃダメだな」って流れになるのでは?
3.続編アナウンスがされっぱなしで放置。
これは1とある程度リンクしているかもしれません。
続編を作りたい→前作がイマイチ売れない→続編作る資金が足りない→無かった事に・・・
こんな流れではないでしょうか。
4.リメイクは叩かれる。
よく言われるのは絵柄が違うからダメという点ですか。
オリジナルを遊んだ方からすると、オリジナル版が全ての基準なのです。
リメイクはダメで、オリジナル版をそのまま出せという意見もよく見ます。
ただ、あまりにも古いタイトルの場合はオリジナル版の操作性が悪かったりするので、未経験の方からするとリメイク版の何が悪いのだろう?ってなっちゃいます。
でも、リメイク版をネット上で叩く人が多いとそれだけで購入意欲が無くなっちゃうんですよね・・・。
このようなケースがアドベンチャーゲームにはありがちです。
元々のゲームジャンルとして買いづらいというのは分からなくもないです。
推理系のアドベンチャーゲームの場合、ゲームをクリアしたら再度プレイというのはなかなかできません。
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